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藪ゼミでの活動①輪読

更新日:2023年6月8日

みなさん

ご覧いただきありがとうございます!

本日は藪ゼミでの活動の一つである「輪読」について話したいと思います!


まず、藪ゼミは月曜の4・5限に活動しており、

月曜4限:メイン活動(3年生)

月曜5限:卒論経過発表(4年生)

を行っています。そして、3年生主導の4限のメインの活動には様々なオプションがあり、ゼミ員で話し合ってその中から1つ選びます。具体的には、

・輪読

・個人研究(自分が興味のあることを発表します)

・その他(スピーチコンテストやディベートなど)

があり、このうち1つを決めます。

今年度は知識をしっかり身に着けたいということで「輪読」を選びました(例年も輪読を選ぶことが多いです)。以下ではその「輪読」について説明します。


まず「輪読」とは、1冊の教科書を班ごとに分担しながら読み進めるというものです。藪ゼミでは最初にメンバーで話し合って教科書を1冊決め、3人グループで教科書の担当箇所をパワポで発表します。


我々11期はStock and Watson『入門 計量経済学』という本を輪読の教科書として用いました。これは計量経済学における海外の定番教科書の邦訳で、700ページを超える分厚い本なのですが、ゼミではこれを毎週1章ずつ読み進めました。


(なお、10期の先輩はMankiw『Macroeconomics』という英語の本を教科書にしていたようです。)



先ほど輪読について説明させていただいたのですが、正直どのゼミも輪読は行っていると思います。ここで輪読における藪ゼミの特徴を挙げますと、


①教科書は自分たちで決める

→どの教科書を使うか自分たちで話し合って決めます(どういう教科書が良いかは先生から教えていただきます)。特段テーマは決まっておらず、

・計量経済学

・マクロ経済学

・プログラミングソフトを用いた統計学

・機械学習 etc...

と、様々な分野から教科書を選びました。

11期としては、

(a)ゼミ員がみな共通して有益であるような(例:三田論執筆のときにも役に立ちそうな)テーマにする

(b)教授や先輩からフィードバックをもらえそうなものにする

(c)みんな英語が得意でなさそうだったので(笑)、日本語のテキストにする

といった理由で、計量経済学のテキストにしました。もちろん藪先生の必修授業で計量経済学は学ぶのですが、今年用いた教科書がアメリカの定番教科書(の日本語版)で定評があり、先生からもおすすめの本として紹介されたので、11期は上記の教科書にしました!

来年ゼミに入る方々も、こんな感じのテーマから選ぶことになるかと思います。


②教科書の要約だけではなく、実証分析も行う

→実証分析とは、「実」際のデータを用いて論や説が正しいかを「証」明するための「分析」です。藪ゼミでは単に教科書の中身を要約するのではなく、自分たちの担当する章に関する実証分析も行います(もちろん具体的な実証分析の方法については藪先生の必修授業で学ぶのでご安心ください)。テーマは(経済学関連であれば)基本的に自由で、データ収集から分析まで自分たちで行います。正直言うと、この実証分析は簡単なものではなく、毎年ゼミ員が頭を抱えるものです。しかし、こういった経験はその後の三田論・卒論だけでなく卒業した後にも活きてくるような価値あるものだと思うので、ぜひグループで挑戦してみてほしいです!

藪ゼミでは毎年三田論で賞を受賞しているのですが、その要因の1つとしてこうした分析を日常的に行っていることがあります。自分たちで考えて分析を行い、教授やゼミ員からフィードバックをもらうことを繰り返すことで、レベルの高い分析を行えるのだと思います!


以上が「輪読」についての説明となります。輪読は3年生にとって初めてのゼミ活動であり、春学期の間は三田論とともにメインとなる活動です。最初はどうすればいいのか分からないかと思いますが、そのたびに教授や先輩がサポートするのでご安心ください!


次のブログでは、春学期後半~秋学期前半にかけて行う「三田論」について書きたいと思います。もしよろしければご覧ください!


藪ゼミ11期

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