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計量経済学ってなに?

更新日:2023年6月8日

ブログをご覧いただきありがとうございます!

今回のテーマですが、私たちがゼミで勉強している「計量経済学」について話したいと思います!


みなさんは計量経済学がどんな学問がご存知ですか?

計量経済学は一言で言うと、「データを用いて経済モデルを推定し、経済変数間の関係を計量化する」学問です。これだけだと何を言っているのか分からないと思うので、以下で詳しく説明していきます。


計量経済学は名前に「経済学」が付くことから分かるように、(みなさんが日吉で習った)ミクロ・マクロ経済学と関わってきます(といっても、ミクロ・マクロ経済学を分かってないと計量経済学が分からないということはないのでご安心ください!)。下の画像(藪先生の教科書から持ってきました)を見ていただければ分かるのですが、ミクロ・マクロ経済学と計量経済学との間では、既存の経済理論の正当性が検証されたり、検証を通じた新たな理論の構築が行われたりしています。つまり、計量経済学は、現実経済と経済理論の「橋渡し」をする役割というわけです!

例えば、経済理論に基づけば、「金利が下がると投資は増加する」と考えられます。しかし、経済理論で明らかになるのは、「増える」「減る」といった方向であって、具体的に何%増減するのかまでは分かりません。そこで、計量経済学では、この理論が本当に正しいのかを「実証分析(実際のデータを使って論や説を証明するための分析)」を行うことで確かめているんです!




こういった説明だと「なんか堅苦しい…」「経済理論とか知らないし…」と感じる方もいらっしゃると思います。しかし、計量経済学はより身近に用いられてもいます。以下では、計量経済学を用いたテーマを列挙したいと思います。


・両親の所得が高い家庭は子どもの学力も高くなる?

・1クラス当たりの人数を減らす(いわば少人数クラスにする)と生徒の成績は上がる?

・シートベルトをしていれば事故死亡率は減る?

・プロ野球選手の年俸は何で決まる? etc...


昨今アメリカの大学の経済学部では、「ミクロ経済学」「マクロ経済学」そして「計量経済学」の3科目を必修科目として設置しており、日本でも大学院ではこの風潮があります。日々重要性が増している計量経済学をぜひ藪ゼミで学んでみませんか?


藪ゼミでもしご興味ありましたら、Twitter・InstagramのDMでも良いですし、

入ゼミメール(yabuken.nyuzemi2022@gmail.com)でもお問い合わせを受け付けております。ゼミのことはもちろん、三田での生活や就活のことでも何でも大丈夫です!


ブログを通して、みなさんのゼミ選びの一助になれれば幸いです。また、ブログは今後も更新しますので、見に来てくれれば嬉しいです!よろしくお願いいたします!


藪ゼミ11期代表 植田祐渉(うえだゆうと)

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